受験生の保護者様へ

私の母校が今日2回戦で敗退しました。

 

対して強くもない相手に5回コールド負けです。

 

負けた後の選手の表情を見るからに、この夏への思いはその程度のものだったんだろうなという気がします。

 

僕らが負けた時もそうでした。

 

ほとんど悔しさは感じなかった。

 

「あー、これで俺の野球人生は終わりなんだな」って少し寂しくなったぐらい。

 

そしてスタンドで応援しているベンチ外の1年生をみて、

 

「この弱い伝統というものは続いていくんだな」と思った。

 

凄い選手はプレーを見なくても、立ち姿やオーラでわかるものだと思う。

 

それを全く感じない。

 

おそらく、3年前スタンドで応援してた僕もそのように見られていたのだろう。

 

 

野球の話が長くなってしまったが、僕が言いたいことは

 

いかなる分野においても保護者によるサポートは最重要だということ

 

私の母校の保護者からは全く勝利に対しての情熱が伝わってこない。

 

息子が大会に参加して試合に出ている。それだけで満足なのだろう。

 

強豪野球部の親御さんを見てみて欲しい。

 

自主練を手伝ってあげているんじゃない?

 

試合の後には一緒に反省会してるんじゃない?

 

一流のプロ野球選手の自叙伝やドキュメンタリー番組では、「努力」の2文字が定番のものになっているが、始めは親のサポートがあってこそのものだと思う。

 

 

勉強においてもそうだと思う。

 

私は塾講師をしていて、普段は下のクラスを指導しているが春季講習の期間だけ上位のクラスを指導したことがある。

 

どの位のレベルかというと、御三家中学を狙えるレベルのこども達だ。

 

ゆくゆくは東大に入る子達である。

 

その子達の親は決まって子ども勉強を良くみてやり、我々塾の講師と模試のことだったり、志望校の話だったりを良くする。

 

優秀な子ほど親のサポートを良く受けており、伸び悩んでいる子ほど親のサポートが少ないと言い切っていいと思う。

 

もちろん親のやる気が高く、良く我々講師に相談に来る親御さんの子でも結果がでない子もいる。

 

しかしそういった場合は決まって家ではクソ程子どもを甘やかしているパターンの可能性が極めて高い。

 

もちろん弱小野球部のことも偏差値が高くない人のことも全く否定するつもりはない。

 

なんせ私がそのような人間だったからだ。

 

但し、幼少期、思春期の成功体験は自己肯定感に大きな影響を及ぼし今後の人生にも大きく関わってくるものだ。

 

子どもの自主性を最優先に考えたいという人も多いと思う。

 

それも大事だと思うが子どもが小さい時期にその判断ができるだろうか?

 

自主性を尊重しながらも、ある程度の向き不向きを見極め、最高のサポートをしてあげたい。